市川市剣道連盟 菅野支部 稽古日記

市川市剣道連盟 菅野支部 市川市立菅野小学校体育館にて活動中!

熱中症予防と対処方法

熱中症予防と対処方法

119番通報の注意点は 
・おちついて行動しましょう!
・みんなで協力して対処する(通報、救護)
・防具をはずして、からだを休める
・氷などで冷やして体温を下げて水分補給
・冷やす場所は、首回り、両脇の下
 → 動脈、静脈に流れる血液を冷やす

119番通報

・「市川市立菅野小学校体育館」
・「剣道稽古中熱中症の症状がでている」
・「安静にして水分補給と体温を下げている」
・「処置をしているが、意識がはっきりしない」
・「対象者は、小学xx年生 性別 」

5月下旬から30度を超える日が続いています。
5月下旬から9月中旬までは、熱中症が一番発生しやすい時期です。
環境労働省では、熱中症患者が急増する7月は、「熱中症予防強化月間」としています。
また、剣道は防具を着用することから熱中症が発生しやい競技です。
剣士の皆さん、稽古中をはじめ稽古後に熱中症にならない予防と万が一
熱中症を発症した場合の対処方法を今一度確認しましょう。

熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。
「環境」の要因は、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどがあります。
「からだ」の要因は、激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じたり、
暑い環境に体が十分に対応できないことなどがあります。

1.熱中症発生指数を確認する
環境労働省のHPでは、毎日の熱中症になりやすさを示す「暑さ指数」を公表しています。
暑さ指数には、 注意 警戒 厳重警戒 危険 の場合には熱中症対策が必要です。
稽古前にこの指数を確認しましょう。

厚生労働省 熱中症予防と対策のHP

2.熱中症予防

稽古をする場合の熱中症予防は水分補給です。
特に、稽古中は休憩時間に水分補給をしますが、注意していただきたいのは、
稽古前 稽古後 に十分水分を補給しておくことです。
稽古前は、稽古中に体温を下げる「汗をかくための水分補給」
稽古後は、稽古後も続く汗による「体内の水分不足、体温上昇の防止」

水分補給と合わせて休憩で面を外した後は、面下タオルの交換すると頭の汗を
タオルが吸収して頭の体温上昇を防ぐことにより、熱中症を予防できます。

3.水分補給

水分と一口に言ってもいろいろあります。
熱中症予防には、水分のみならず塩分(ナトリウム)、カリウムが汗で失われます。
この対応として、「スポーツドリンク」や「生理食塩水」が勧められています。
しかし少年剣士の場合、市販されているスポーツドリンクをそのまま飲むには
糖分、塩分(ナトリウム)、カリウムの濃度高すぎる懸念があります。

このような理由から、「スポーツドリンクの粉末」を使って「オリジナルスポーツドリンク」
を作るのが、体に優しく、経済的にも大変お得です。

濃さの目安は、大人の粉末量の半分、味見して「ちょっとスポーツドリンクの味がする」
くらいがよいでしょう。

4.水分の温度

暑さを抑えるため、スポーツドリンクをペットボトルをそのまま凍らせることがあります。
確かに冷たくておいしいですが、凍らせたスポーツドリンクは、溶け始めはドリンクの濃度
がとても高くなりとても甘く、塩分濃度も高くなり危険です。
また、10℃以下の温度の水分は、冷たすぎて体内で水分として吸収しにくくなります。
ちょっと冷たいくらいにしましょう。

5.熱中症の症状が出たら

直ぐで防具を外して、道着と袴の紐緩めて安静にさせてください。
次に剣士の意識があるかを確認してください。
意識がある場合には、水分補給と体温を冷やすことで回復することができます。
氷を入れた袋(氷のう)、保冷剤を利用して体温を下げます。
タオルなどを当てながら、冷やす場所は、首、脇の下、股間の動脈、静脈です。

意識がない、もうろうとしている場合は、体温を下げる処置をしつつ救急車を呼んで下さい。

6.119番通報

・「市川市立菅野小学校体育館」
・「剣道稽古中熱中症の症状がでている」
・「安静にして水分補給と体温を下げている」
・「処置をしているが、意識がはっきりしない」
・「対象者は、小学xx年生 性別 」
この3点をはっきりと落ち着いて伝えてください。
119番より、質問がある場合には適切に回答してください。

よくある119番からの質問は、
・「熱中症の症状特に意識があるか否か」
・「体のけいれんjはしているか否か」
・「呼吸はしているか否か」
・「吐いてはいないか」

例えば、
「安静にして水分補給と体温を下げる処置をしている」
「呼吸しているが意識がはっきりしない、けいれん嘔吐はない」
と回答してください。

通報の後、熱中症の症状を発症した保護者の方にも連絡しましょう。

熱中症に注意しつつ、夏の稽古に臨みましょう。