今週も体験のお友達を迎えて元気に稽古しました。
お友達は、中野先生、牧野先生におしえていただきました。
稽古前に剣士全員で道場に感謝の気持ちを込めてぞうきんかけをします。
お友達も一緒にぞうきんかけをしました。
つま先を使ってぞうきんを前に進めるのは簡単そうで難しいです。
つま先を使ったぞうきんがけは、足腰を鍛える効果があることが認められています。
「小学生全国体力テストランキング」第1位の福井県の取り組みを紹介
福井市立本郷小学校では体力づくり一環で体育館で
ぞうきんかけ行っていることで、平成23年度に全国学校体育研究優良校を受賞
しました。
ぞうきんかけの後は、準備体操と素振りを行います。
つま先で蹲踞(そんきょ)しての素振りは、簡単そうで難しいです。
O君のように、早素振りができるように稽古しまししょう。
素振りの次は、足さばきの稽古です。
お友達も一緒に挑戦しました。
剣道で大切なすり足(足さばき)の稽古をします。
この稽古ではこどもの成長で大切な体幹を鍛えることができます。
<こどもたちの体力低下><転びやすいこどもたち>
↑ このような見出しを新聞やニュースで見聞きした方は多いと思います。
この原因については医師の先生方が研究されていますが、要因として
「浮き指」と「うちわ歩行」があります。
剣道の稽古で大切な「足さばき」は、はだしで体を動かすことからケガの
予防に効果があると考えられています。
現在の子供たちの体力低下の一因として、
「浮き指」があります。
すり足の稽古は、浮き指防止さらにケガ予防の効果があります。
<https://www.sankei.com/premium/news/150505/prm1505050019-n1.html>
<http://jaft-foot.org/sportsshoefitter/program/junior/document.pdf>
学校保健 子供が起こすスポーツ障害
<https://www.gakkohoken.jp/special/archives/category/works/17th>
「うちわ歩行」
うちわ歩行は、こどもが歩くようになってから、
成長とともに無くなっていくことが確認されています。
おおよそ小学校2~4年生ころには改善されているようです。
<https://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/faq/333.html>
道場での足さばき、特に早素振り(跳躍素振り)をするときの右足の動きを
観察すると「うちわ歩行」と同じように「右足のつま先が内側に入る」
動きが見られます。
右足つま先が内側に入ると、小指側から先に着地するため捻挫のリスクが
高くなります。
これは菅野道場に限ったことではなく、他の道場での稽古を見ても小学生の
早素振りでは「右足のつま先が内側に入る」動きが見られます。
剣士の動きを観ると、竹刀を持たずに前後の跳躍だけを行う場合には、
右足のつま先が内側に入ることは少なくなると推測できます。
竹刀を振る動作を加えた場合、右手を前にして竹刀を振り降ろすことから、
振り下ろしの最後に腰のひねっているため右足が内側に入るのでは
ないかと思います。
素振りの稽古をしてまっすぐに竹刀が振れるようになれば腰のひねりも無く
なるのではないかと思います。
稽古の際に剣士の足の動きを観てみていただけると何かしら、ケガ予防に
なると思います。
剣士のケガ予防になれば幸いです。
うちわ歩行についての医学的な要因分析は ↓のWebを参照してください。
内股歩き/内股歩行の事例
<https://www.i-leg.jp/sp/walking/> <https://bit.ly/2n4b1FT>
<http://www.hhk.jp/gakujyutsu-kenkyu/ika/130323-100000.php>
こどもの関節の診察
(聖路加国際病院医師向け資料 33ページ目から見てください)
<http://hospital.luke.ac.jp/guide/06_allergy/images/ACRP.pdf>
注意:診察は専門の医師がおこなってください。
稽古の後、9月15日に行われた2級と3級の審査に合格した剣士に免状が
渡されました。
8月の審査会で菅野出身の中学生Mさんが初段、高校生HY君が参段に合格しました。
おめでとうございます。