蒸し暑い日が続き剣道にはきつい夏休み期間中ですが、9月の市民大会目指して
今日も元気に稽古しました。
暑い日だからこそ、しっかりと準備体操と素振りで体をほぐします。
剣道では、普段の歩き方とは違う”すり足”を使います。
普段靴を履いている少年剣士には難しい動作です。
自ら歩くだけが移動手段であった江戸時代より前、人々は歩いて移動するため
いかにして疲れないで長い時間歩く必要がありました。道には街灯がありません
ので、移動できるのは明け方から夕方まで限られています。
特に長い刀を腰に刺して歩く武士は、現在の歩き方のように腕と腰を左右に
大きく振り、膝を曲げて持ち上げる歩き方、走り方では、腰に刺した刀も
大きく左右に振れるためとても疲れる歩き方でした。
このため、腰を振らず、つま先を使いながら、サッ、サッとすり足で歩くことは
とても効率がよい歩き方でした。
街道が整備された江戸時代、武士だけでなく庶民も1日8時間から10時間
距離にして10里半(約42km)、江戸―京都まで約500kmをおおよそ14日間
で歩いたそうです。
文(手紙)を運ぶ飛脚は、6日であるいたそうです。休息時間を考慮すると
毎年行われる”24時間100kmマラソン”よりも早く長い距離でした。
所説ありますが、記録が残る江戸時代の暮らしぶりから、この時代の日本人の
歩き方は陸上競技のアスリートも参考にしているそうです。
剣道ではすり足の稽古はとても大切にしているので、菅野道場では必ずすり足の
稽古を取り入れています。
すり足でも、相手との間合いも含めた稽古に進みます
7月から面をつけ始めた剣士は、柘先生から面のつけ方を教わりました。
父母会の方にもお願いして、面した手ぬぐいのつけ方を教えていただきました。
はちまき組さんも、牧野先生からすり足と竹刀の振り方を教わりました。
習得した状況に応じて、踏み込みも追加していきます
元気が出てよい稽古でした
面着け組さんは、水本先生の指導で基本技から一息の連続面の打ち込みまで
しっかりと稽古しました。
水本先生の指導で、2分づつ7名の先生方に面のかかり稽古をしました。
最後に切り返しを行い、休憩しました。
そのあと、9月の市民大会の試合を想定した、進め方を教わりました。
今日の稽古をビデオでみてみましょう。
ビデオを見ることで、先生方から教えていただいたところが
理解できるようになります。
少年の部 基本稽古
一般の部地稽古
一般の部 日本剣道形稽古