市川市剣道連盟 菅野支部 稽古日記

市川市剣道連盟 菅野支部 市川市立菅野小学校体育館にて活動中!

2016年7月31日(日) 通常稽古

7月最後の日曜日、
蒸し暑い日が続き剣道にはきつい夏休み期間中ですが、9月の市民大会目指して
今日も元気に稽古しました。
暑い日だからこそ、しっかりと準備体操と素振りで体をほぐします。イメージ 1

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剣道では、普段の歩き方とは違う”すり足”を使います。
普段靴を履いている少年剣士には難しい動作です。
自ら歩くだけが移動手段であった江戸時代より前、人々は歩いて移動するため
いかにして疲れないで長い時間歩く必要がありました。道には街灯がありません
ので、移動できるのは明け方から夕方まで限られています。
特に長い刀を腰に刺して歩く武士は、現在の歩き方のように腕と腰を左右に
大きく振り、膝を曲げて持ち上げる歩き方、走り方では、腰に刺した刀も
大きく左右に振れるためとても疲れる歩き方でした。
このため、腰を振らず、つま先を使いながら、サッ、サッとすり足で歩くことは
とても効率がよい歩き方でした。
街道が整備された江戸時代、武士だけでなく庶民も1日8時間から10時間
距離にして10里半(約42km)、江戸―京都まで約500kmをおおよそ14日間
で歩いたそうです。
文(手紙)を運ぶ飛脚は、6日であるいたそうです。休息時間を考慮すると
毎年行われる”24時間100kmマラソンよりも早く長い距離でした。

所説ありますが、記録が残る江戸時代の暮らしぶりから、この時代の日本人の
歩き方は陸上競技のアスリートも参考にしているそうです。
剣道ではすり足の稽古はとても大切にしているので、菅野道場では必ずすり足の
稽古を取り入れています。

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すり足でも、相手との間合いも含めた稽古に進みますイメージ 4

7月から面をつけ始めた剣士は、柘先生から面のつけ方を教わりました。
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父母会の方にもお願いして、面した手ぬぐいのつけ方を教えていただきました。
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ちまき組さんも、牧野先生からすり足と竹刀の振り方を教わりました。
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習得した状況に応じて、踏み込みも追加していきます
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元気が出てよい稽古でした
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面着け組さんは、水本先生の指導で基本技から一息の連続面の打ち込みまで
しっかりと稽古しました。
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水本先生の指導で、2分づつ7名の先生方に面のかかり稽古をしました。
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最後に切り返しを行い、休憩しました。
そのあと、9月の市民大会の試合を想定した、進め方を教わりました。
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今日の稽古をビデオでみてみましょう。
ビデオを見ることで、先生方から教えていただいたところが
理解できるようになります。

少年の部 基本稽古

一般の部地稽古

一般の部 日本剣道形稽古