市川市剣道連盟 菅野支部 稽古日記

市川市剣道連盟 菅野支部 市川市立菅野小学校体育館にて活動中!

「縁」のお話

朝の気温、二度!
まさに「寒稽古」の言葉にぴったりな本日も、菅野道場は冬晴れの空の下、子供達の元気な声が響いております。

先日、平野先生から「昔は寒稽古って言ったら、わざわざ道場に水撒くところもあったんだよー」と伺って、えぇー!、と耳を疑いましたが、時代は変わってもお稽古に代わりはありません。
水まで撒かないにしても、氷のように冷たい道場の床を、子供達は今日も裸足!そんな冷たい朝にも負けず、今日も二十人を超えるたくさんの子供達が集まってくれました。

今日はハチマキさんの昇級審査があり、うち五名のお子さんが胴つけさんに昇級されました。おめでとうございます!

 

雑巾掛け、復活!

 

道場では、今日から新メニュー「雑巾掛け」が活動に加わりました。
もともとコロナ以前には行っていたそうなのですが、満を辞しての再開です。
雑巾は濡らしません。乾拭きです。稽古をさせてもらうという感謝の気持ちで清掃をしつつ、レース?遊び?楽しくできる体幹レーニング?といった雰囲気。

息子の幼稚園の先生から聞いた話なのですが、はいはいの動き=雑巾掛けの動き、って全身の筋肉や、運動神経、脳の発達を育てるのにとても良いのだそうです。
大人も子供も同じだそうですが、身体中のいろいろなところを動かして、いろいろな刺激を与えることで脳が元気に育つそうで、こうした成長期の子供の活動の中に、仲間と一緒に楽しみながらできるいろいろな動きの工夫を取り入れてくださるのは、とてもありがたいことです。
子供達も、わぁきゃぁ、と歓声をあげて大盛り上がり。
来週も頑張りましょう。

 

「縁」を切らない意識をして稽古に励みます

さて、今日は水本先生から「縁を切らない」というお話がありました。

「エンをきらない?エン?縁?円?YEN?」
剣道未経験者の私にとっての今日の先生のお言葉は、とてもその場で一瞬で理解するには難しかったので、家に帰ってから検索してみました。
自分の中で一番ばちっと来たのが、以下の理解です。

< 剣道の「縁」とは >
・気を抜かず、常に攻めの姿勢を切らさず、相手と関わり続けていこうとする姿勢。
・打った直後で終わりにせずに、打とうが打たれようが、区切りをつけずに攻め続ける意識。一本ずつが入ったか入ってないかで判断して止めるのではなく、勝負が決まるまでは、打たれてもすぐに次の攻めに移る姿勢。
・当たった外れた、勝った負けたではなく、最後まで自分の力を出し切った(打ち切った)ときが、縁を切るとき。

合ってるでしょうか。先生方...。(汗

以前、先生のお話の中で、こんな言葉がありました。
「相手に全力を出すことが、礼を尽くすことなんだ。
 勝っても負けてもいいから自分の全力で相手にかかっていくこと。
 全力を出さずに諦めることや手を抜くことは、相手に失礼なことなんだ」

子供達を見ていると、すごいなぁ、と思うのです。
私なんて、剣を構えて向かい合うだけで、怖くてたまらない。
それを子供達は、あんなに重い防具をつけて、頭を覆われ、視野も狭く音も聞こえにくい「ひとりの世界」で、相手と向き合い、かかっていくのです。すごいです。
自分より大きい相手でも、強そうな相手でも、怖くて逃げ出したくても、自分を鼓舞して、勇気を出して、全力でかかっていく。すごいです。
そんな子供達の合わせ合う剣先からは、本当に何か出ていて、何か繋がって、何かぶつかり合っている感じがします。
「縁」を切らない。
すごいなぁ…。すごい世界です。

息子は、剣道が楽しい、と言います。
彼はたぶんもう、私の知らない世界に、触れているのだと思います。
面の中でひとり、どんな世界を見ているのだろう、と思います。
どんな人に育つのでしょうね。
とても楽しみです。

みなさまもぜひ、「縁を切らない 剣道」で検索してみてください。
試合に勝つための「縁」の扱い方、生活の中での「縁」など、勉強にもなり、読み物としてもとても面白かったです。

では、今月もあと少しですが、お仕事に勉強に剣道に、頑張りましょう!

一級合格の賞状授与式

秋の一級審査合格のお二人に、証書が授与されました。おめでとうございます!

年間精励賞の授与式。一年間頑張りました!

昨年度の年間精励賞の五名に、剣道連盟から竹刀が授与されました。今年も一年頑張りましょう!